静岡県御殿場市は11月19日、市制施行60周年記念事業「富士山眺望遺産」認定式を執り行い、市内5カ所を認定した。
御殿場市の魅力の一つである景観を後世に継承していこうと、市が独自に新しく設けた認定制度。今回登録されたのは市内5カ所のスポット。「富士山御殿場口」「平和公園」「乙女の鐘(乙女峠)」「夢の大橋(御殿場プレミアム・アウトレット)」「富士松天望台(富士松天望レストラン駐車場)」。今後は遺産の認定箇所を増やしていく方針。
初回の選定に際し、駐車場など観光地として整備されている場所を選んだという。選定された施設の所有者には景観を損なわないよう配慮してもらい、観光資源として双方がPRしていきたい考え。
御殿場市都市計画課の谷中さんは「富士山が世界遺産に認定されたが、御殿場市には構成資産が無い。構成資産に代わるものとして開発した。非常に美しく、富士山が見えるので楽しんでいただければ。観光協会とタイアップしてポストカードも作った。いろいろな観光イベントで配布しているので気にかけてほしい」と呼び掛ける。