事務用液状のり「アラビックヤマト」などを製造・販売するヤマト（東京都中央区日本橋）が、「濱文様（はまもんよう）」の和テイストのテキスタイルデザインを使用した「濱文様液状のり」の「日本の夏シリーズ」で、「富士山と雲」をデザインしたミニ液状のりを発売した。

　「濱文様」は、ケイス（神奈川県横浜市）による和雑貨オリジナルブランドで、横浜伝統の布染手法である捺染（なっせん）をベースにしている。

　「濱文様液状のり」は主に女性をターゲットとし、2012年の10月から販売を開始。今回の「日本の夏シリーズ」は第5弾となる。富士山をモチーフにするのは今回が初めてという。

　「日本の象徴で世界文化遺産にも登録され注目の的である」ことから富士山のデザインを採用。「日本の夏を感じさせるデザインの一つとして富士山を選んだ」と同社広報の宿谷さん。同シリーズには他に「サクサクかき氷」「グルグル蚊やりぶた」のデザインも。「琥珀（こはく）色の液状のりのカラーと相まって、どこか懐かしさと温かみのあるかわいい印象に仕上げた」

　宿谷さんは「売れ行きは好調。ミニタイプで携帯もできるので、日常的に使っていただければ」と購入を呼び掛ける。

　価格はオープン価格。全国の有名文具店、量販店、雑貨店などで販売している。