「お正月の折形(おりがた)」作りイベントが12月13日、東山旧岸邸(静岡県御殿場市)で開催される。
内閣総理大臣を務めた岸信介の邸宅として1969(昭和44)年に建てられた同施設。建築家の吉田五十八が手がけた近代数寄屋建築と、作庭家の岩城亘太郎が手がけた池泉回遊式庭園を、自然と共に楽しむことができる場所として知られている。
同施設によると、折形は室町時代に確立した、贈答の際の武家作法の一つで、現代でも節句や年中行事の中に折形の包みが多く見られるという。
イベント講師は、折形デザイン研究所の山口信博さんと山口美登利さんが担当する。
同施設スタッフは「正月を迎えるにふさわしい折形の『祝い箸包み』『木の花包み』作りに挑戦する。できあがった作品は新年のしつらえを穏やかに彩る。季節の移ろいを感じながら、折形の美しさに触れてもらえたら」と話す。
開催時間は、第1部=11時~13時、第2部=14時~16時。参加費は3,500円(入館料、とらや工房の菓子、煎茶代含む)。申し込みは11月24日17時まで。