
御殿場プレミアム・アウトレット(静岡県御殿場市)で9月13日、移動型サウナバス「SABUS(サバス)3号車」の完成に合わせたイベント「富士山を眺めて、ととのう。サバス誕蒸祭」が開催される。
サバスは、バスのリブランディングを提案する「リバース」とサウナ検索サイト「サウナイキタイ」が共同で開発した移動型のサウナバス。引退した路線バスをサウナに変身させるプロジェクトを展開し、これまでに1号車(兵庫)と2号車(関東)が誕生。3号車からは地域パートナー制度を導入し、静岡鉄道が運営に参画している。
今回完成した3号車は、静鉄バスが運行していた路線バスの車両を改造し製作。外装は静鉄バスの復刻デザインを採用し、サバス仕様にアレンジした。車内は「静岡茶」をテーマにデザインし、茶畑を思わせる段々のベンチや静岡県産の木材を使ったすのこを採用。バス特有の車体の段差を生かし、座るだけでなく寝転んでリラックスできる構造になっている。広いサウナスペースを温めるため、ストーブはフィンランドのNARVI(ナルヴィ)製のものを導入。バスの降車ボタンを生かしたサバス名物の「蒸気おりますボタン」を設け、ボタンを押すと茶畑の水やりをイメージした霧のような優しい散水ロウリュを体験できる。
当日はサバス3号車に加え、エイケン工業テントサウナ「ガレージサウナ」、軽トラック型サウナ「OHACO SAUNA」、コンテナサウナ「ARMORED SAUNA」が並ぶ。静岡のサウナ文化を盛り上げる「ド蒸しプロジェクト」による熱波の実施や、富士山の湧き水を使った水風呂、お茶や沼津特産のミカンを使ったロウリュ、ところてんの試食も用意し、「静岡らしい」サウナ体験を楽しめるようにする。
サバス3号車を運営する静岡鉄道の國松真哉さんは「移動型サウナ『サバス3号車』が、御殿場プレミアム・アウトレットに登場する。サバスは設置場所の特色を生かし、その場所ならではの魅力を生かした体験を提供する。今回、水風呂は富士山の湧き水を使い、天気が良ければととのいスペースから富士山も眺望できる。バスの中でサウナに入って汗をかき、ここでしか体験できない瞬間をぜひ楽しんでほしい」と参加を呼びかける。
開催時間は9時30分~17時30分(各回1時間半の定員制)。定員は40人。参加費は4,400円(アウトレット内温泉施設「木の花の湯」割引特典を含む)。水着、Tシャツ、タオル、サンダル、サウナグッズ(ハット、マットなど)要持参。申し込みはPeatixで受け付ける。