
岳南電車(静岡県富士市)が8月9日、9月6日・27日の3日間、「ビール電車2025」を運行する。
富士市の工場地帯を縫うように走る景観のユニークさから、夜景電車や特別列車を定期的に運行する同鉄道。ビール電車は夏の恒例企画で、夕方から夜にかけての時間帯に運行する。沿線の工場夜景を車窓から眺めながら、ビールと夏の情緒を楽しむ特別列車として企画した。
車内では「ザ・プレミアム・モルツ」と「静岡麦酒」を飲み放題で提供する。1日フリー乗車券と「ナイトバリ勝男クン」がお土産として付く。ビール以外の飲食物の提供・販売は行わず、飲み物やおつまみ類(生もの以外)の持ち込みは自由。
運行は各日2便で、各便の定員は50人。吉原駅から岳南江尾駅間を1往復する。車両は2両編成の8000形を使用し、ロングシートの座席に合わせて飲食がしやすいよう簡易テーブルを用意。冷房設備も備え、快適に過ごせる車内空間を確保する。
岳南電車の古郡真帆さんは「電車に揺られながら、至福のひとときを過ごしてほしい」と参加を呼びかける。
料金は4,000円。運転時刻は、1便=17時24分発、18時40分帰着、2便=19時5分発、20時13分帰着。全席指定、事前予約制。チケットはセブンチケットで販売する。9月13日には、ジャズの生演奏とビールを楽しむ「JAZZ TRAIN(ジャズトレイン)2025」の運行も予定する。