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富士急ハイランド「戦慄迷宮」再始動 ルート完全変更、霊安室など新設

「戦慄迷宮~闇に蠢く病棟~」

「戦慄迷宮~闇に蠢く病棟~」

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 富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)のホラーアトラクション「戦慄(せんりつ)迷宮」が7月20日、リニューアルオープンする。

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 同アトラクションは1999(平成11)年に開催した期間限定ホラーイベント「呪(のろ)われた病棟」をきっかけに始まったお化け屋敷。2003(平成15)年7月に現在の場所に新設・常設化され、これまでに約530万人が入館した。世界最長のウオークスルー型ホラーハウスとしてギネスブックにも登録された。立体的で複雑に入り組んだコースレイアウトで、「あまりの怖さにリタイアする人も多くいる」(同園)という。

 今作は「戦慄迷宮~闇に蠢(うごめ)く病棟~」 と題し、1893(明治26)年に設立されたと設定する架空の病院「慈急(じきゅう)総合病院」が舞台。2階建てで、延べ床面積は約3000平方メートル、歩行距離は過去最大級の900メートルで、所要時間は50分以上。小規模な診療所としてスタートし、次第にその規模を拡大したが、1989(昭和64)年に臓器売買や非倫理的な医療実験など多くの犠牲者を伴う前代未聞のスキャンダルが発覚し、閉院。今では廃虚となり、当時の犠牲者たちの強い怨念が渦巻いているという内容を展開する。

 ルートを完全変更し、「朽ち果てた霊安室」「血まみれの医療リネン室」などの部屋を複数新設した。最も過激で恐ろしい体験が待ち受けるという「最終部屋」も「過去最大級の広さにした」という。かつて病院で聞いたことがあるような金属音や、身体に響く重低音などさまざまな音響効果も加えた。古びた病院のにおいなど、五感で恐怖体験できる。

 同園企画運営部の渡邊美鈴さんは「このアトラクションを目的に来園する人も多い人気のアトラクション。最近では海外からの利用者もいる。亡霊がどこから現れるのかが分からない不安感があり、一歩進むごとに怖さが増す。今回はそこに没入感を追加したので、ホラー好きの人や没入感を求めている人にぜひチャレンジしてほしい」と呼びかける。

 営業時間は9時~18時。利用料金は、フリーパス所持=1組4,000円、フリーパスなし=同8,000円(1組最大4人まで)。 利用は小学生以上(小学生は中学生以上の同伴が必要)。

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