フリーペーパー「FUJIRA(ふじら)vol.2」の完成披露発表会が2月24日、伝法まちづくりセンター(静岡県富士市伝法)で行われた。
地元の小中学生が地域を取材して情報誌を制作する「こどもローカルマガジンプロジェクト」の富士市版となる同冊子。写真の撮り方やイラストの描き方、文章の書き方、誌面のレイアウトを学んで制作した。富士市では昨年に続き2回目。今年は小中学生19人が参加した。
今回のテーマは「サイエンス」。4つの班に分かれ、セルロースナノファイバーと呼ばれる木材からできた新素材を作っている製紙会社や実際に新素材を使用している和菓子店のほか、ガラスペンを扱う文房具店、カプセルや錠剤を製造する製薬会社を取材した。
当日は、小中学生が「地球にやさしい素材がもっと使われるようになったらうれしい」「学校の先生や友だち、富士市を知らない人に読んでもらいたい」などと発表した
市民などで構成する実行委員会代表の花田ミナさんは「今回はサイエンスをテーマに、いろんな職業やそこで働く人、思いを知ってほしいとテーマを設定した。一年間を通して、情報誌を作るという1つの目的に向かって、子どもたちが意見を出し合い協力する姿を見ることができた。さまざまな人に富士の魅力を知ってもらえたら」と話す。
A4サイズ16ページで発行部数は5000部。3月に市内の小中学校や市有施設で配布予定。