山梨県富士吉田発のテキスタイルプロダクトブランド「kichijitsu(キチジツ)」が、大手百貨店の伊勢丹や三越の催事に出店する。
同ブランドは、織物産地でもある同市で掛け軸の生地や和装小物の生地などを製造する光織物と、デザイナーの井上綾さんがコラボレーションして生まれた。東京造形大学の産学官プロジェクト「FUJIYAMA TEXTILE PROJECT」がきっかけとなり、2012年には製造ラインを整え、ブランドとして活動を開始。
光織物が製造を手掛ける同ブランドの商品は全商品が国産で、「織物だから表現できる風合い」が魅力。井上さんは「『毎日が吉日』をテーマに昔からある縁起の良いことやものを、より現代の私たちに身近なアイテムとして提案している。『新しい和』を意識して昔からあるいわゆる縁起物とされるものをモチーフにしているが、POPな色柄で表現することにより、全く新しいデザインにしている。 今後も、織物ならではの魅力を生かしたデザインで、『kichijitsu』の世界観を広げていきたい」と意気込む。
同ブランドが手掛けるアイテムは、今春販売を始めた新商品で安産のモチーフをデザインした母子手帳ケース「ごきげんぽーち」(6,156円)、スマートフォンやデジカメなど「大切なものを守る」というお守り型のモバイルポーチ「おまもりぽっけ」(3,780円)、同ブランド「売れ筋」の御朱印帳「GOSHUINノート」(2,160円)など。
出店期間は、3月25日~31日=新宿伊勢丹本館1階婦人雑貨売り場(GOSHUINノート、ごきげんぽーちのみの販売)、4月1日~7日=相模原伊勢丹2階、4月15日~21日=日本橋三越5階。ウェブサイト「kichijitsu shop」、セレクトショップ、ミュージアムショップ、書店、ロフト、東急ハンズなどでも取り扱う。