イベント「富士山と、初日の出inミエルラ」が1月1日、富士市市役所屋上「ふじさんてらすMierula(ミエルラ)」(富士市永田町)で行われた。
富士山が世界遺産登録されたことを機に市役所屋上を改修し、2014年にオープンしたミエルラ。富士山と市内が一望できる。
屋上を特別開放する同イベントには、1249人の応募者の中から抽選で選ばれた約150人が来場した。来場者は富士市内だけでなく、全国から集まり、遠くは沖縄から来た人もいた。太陽が昇り始めると、来場者は「出てきた」「きれい」「まぶしい」などと話しながらスマートフォンやデジタルカメラなどで撮影していた。
富士市から訪れた加藤直子さんは「家族5人で参加した。おそらくこの町の一番高い場所から拝む初日の出を待った。初日の出の赤黄色の光が現れた場所の近くには、製紙工場の煙突から煙がもくもくと出ていて、これがこの町から眺める日の出の景色なんだと、生まれ育った富士市を誇りに思い、家族と共に初日の出を拝めたことに幸せを感じた。昨年はたくさんの芸術に触れ、多くの人と出会うことができた。今年もご縁を大切に、人とのつながりに心を込めて接していきたい。すべての人が穏やかに笑って過ごせる年となるよう願った」と話す。