JR御殿場線・岩波駅前仮設広場(裾野市岩波)に現在、竹灯籠などで作られたイルミネーション「竹あかり」が点灯され、街行く人の目を和ませている。主催は「岩波区未来構想プロジェクト委員会」。
同企画の主催者で発起人の田中正延さんは、同地域にある「不二聖心女子学院」(裾野市桃園)の体育教師を務めた後、同学校が保有・管理する「山の家」で利用者の屋外活動サポートを担当。屋外活動では山の家にある森林材を使った竹灯籠の製作なども行っていて、田中さんは経験を活かした生かした竹灯籠の製作を提案し、地域メンバーで製作した。
今回製作したのは富士山をイメージした物など全5点。ドーム型オブジェには、世界平和や自分のために祈りをささげる「お祈りスペース」を設置。竹灯籠一つ一つにキャンドルが置かれている。
田中さんは「この竹あかりは、岩波区の活力、対話、笑顔を取り戻そうをテーマに作った。岩波区を行き交う人たちがホッとするような温かい空間を創出したい。今回は、竹の切り出しや、乾燥、油抜き、細工などの作業に時間がかかった」と話す。「不二聖心女学院の聖歌隊や岩波区の子どもたちのおはやしも絡めてイベントにしたいと考えている」とも。
ライトアップ点灯時間は16時~21時。12月24日まで。