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静岡県が富士山世界遺産登録10周年記念動画を公開

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 静岡県が現在、「『富士山への想(おも)いを語る』世界遺産登録10周年記念動画」を動画サイトなどで公開している。

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 世界文化遺産登録10周年を契機に、改めて富士山の文化的価値や魅力を広く知ってもらうために、静岡県が制作した同動画。世界遺産富士山の「信仰の対象」と「芸術の源泉」という2つの文化的価値について、これまで富士山に関わってきた人たちが、富士山の価値や富士山への思いを語る内容を展開。動画は9月19日から順次公開し、10月23日で全19本がそろった。

 「文化・芸術を生み出しているものにとっての富士山」の視点で制作した6本の動画は、「東アジア文化都市2023静岡県」の広報アンバサダーで、静岡県に拠点を置く文化事業集団「SPAC」の俳優の宮城嶋遥加さんと、演出家・劇作家の大岡淳が登場する。

 「登山文化を支える医療者にとっての富士山」の3本の動画には、国際山岳医の大城和恵さんが出演。「『富士山と芸術の歴史』を研究するものとしての富士山」の5本の動画には、富士山世界遺産同センター学芸課・教授の松島仁さんが、「『富士山信仰の歴史』を研究するものとしての富士山」の5本の動画には、同センター学芸課・教授の大高康正さんが登場する。

 静岡県富士山世界遺産課の杉村知哉さんは「さまざまな魅力を持つ世界文化遺産富士山へ皆さまの思いを巡らせてもらいたい。世界文化遺産登録から10周年を迎えた富士山について、改めて理解と関心を深め、その魅力や価値を国内外に発信し、後世へ引き継いでいきたい」と話す。

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