富士急行線(大月~河口湖)を運行する富士急行が4月25日、特急電車「フジサン特急」の外装に描かれるキャラクターの「選挙」を始めた。
フジサン特急は2002年から2編成で運行している。外装に富士山をモチーフにした手描きのキャラクターが多数描かれているのが特徴。大月~河口湖間を約45分で走り、富士山を眺められる「展望室」「ラウンジ席」、グループで利用できる「個室」などの特別席を用意する。
フジサン特急1編成が2月に引退し、今年夏には新型車両を導入する予定。今回の「選挙」では、新型車両の外装に描かれる「フジサン」を決める。新型車両は小田急ロマンスカー「Resort Super Express(RSE)」をベースにしている。
「立候補」する「フジサン」キャラは、現行のフジサン特急に使われている101山のほか、新しく50山を加えた151山。当選するのは上位50山。投票方法は特設サイトからの「通常投票」のほか、スマートフォンのスクロールを利用した「富士登山ゲーム」を利用した投票や、フジサン特急停車駅各駅、下吉田駅、フジサン特急車内に設置する投票箱に投票する「リアル投票」がある。
同キャンペーンに併せて、テーマソング「フジサン特急キャラ選挙のうた」を制作。選挙に立候補した151山の名前を歌い上げる。
同社営業推進部の勝木さんは「ソーシャルメディア上で特定のキャラクターを押す動きもあり、かなり盛り上がっている印象を受ける。歌も非常に良い出来なので、ぜひ注目してほしい」と投票を呼び掛ける。
投票は5月18日まで。結果は7月以降、特設サイト内で発表する。