カフェ「COME(カム)」が10月21日、静岡県富士宮市にオープンした。
小麦粉や食品添加物を使わず、手作りの発酵調味料を使った弁当や、新潟県産のコシヒカリの米粉を使ったシフォンケーキなどを提供する同店。店舗面積は約15平方メートル。席数はカウンター=3席、テーブル=4席。
米粉シフォンケーキは、「プレーン」「抹茶」「ココア」(以上480円)の3種類。しっとりとしてモチモチした食感が特徴という。弁当は「甘酒バターチキンカレー」「塩麹ガパオライス」(以上580円)など。シフォンケーキと弁当はテイクアウト販売(11時~)に対応する。
店主の張ヶ谷聡さんは富士市出身。2017(平成29)年から3年間、新潟県長岡市で地域おこし協力隊として活動し、地元産野菜を使った加工食品の開発や、特産品イベントの出店などに携わってきたという。2020年に戻り、「自然由来で安心して食べられるものを提供したい」との思いから米粉やこうじを使ったメニューの試作を重ねてきた。米は現地で知り合った農家から直送で仕入れているという。
張ヶ谷さんは「こうじ調味料のやさしくマイルドな味つけで、子どもから高齢者まで幅広い年代の人が食べやすいように工夫している。近隣の人が気軽に通えて、ゆっくりと過ごせる場所にしたい」と話す。
営業時間は9時~18時。水曜定休。