富士市が10月1日、在留外国人向け英語対応ふるさと納税サイト「ふるさとジャパン」の運用を始めた。
日本在住の外国人向けに英語と日本語でサポートする同サイトは9月28日現在、富士市を含めた全国4自治体で運用している。
「ふるさとジャパン」を運営する「ラグジュリーク」の広報担当者は「世界的なパンデミックにより外国人が日本を訪れることが難しくなった。日本で暮らす外国人に焦点を当て、改めて日本の魅力に触れてもらえる商品を開発し、より深い感動体験を届けたい、日本で納税する外国人にもふるさと納税を活用してほしいという思いから、英語対応の在留外国人向けのサイトを開設した」と話す。
リターン品には、田子の浦港遊覧や茶畑で呈茶体験、洞窟七福神めぐりなどを行う「富士市の魅力が詰まった1泊2日の体験」(115万円)、「富士市満喫ツアー(日帰り)」、毎月1品ずつ富士市の旬の特産品が届く定期便「富士山の恵みセット」などを用意する。
同担当者は「自治体と連携し『ふるさとジャパン』限定の体験型返礼品を企画・開発する取り組みも行う。体験型返礼品を、日本の魅力再発見につなげ、地域社会のために持続可能な国内観光を推進していけたら」と意気込む。