似顔絵教室「茶畑るりの簡単!似顔絵」が8月3日、「ホテルグランド富士」(静岡県富士市)で行われた。主催はSBS学苑富士教室。
講師を務めた漫画家の茶畑るりさんは1991(平成3)年、集英社の「第270回りぼん新人漫画賞」受賞をきっかけに14歳で漫画家デビュー。1992(平成4)年から約8年間、少女漫画雑誌「りぼん」で4コマ漫画を連載した。このほか、SBSラジオのパーソナリティー、静岡新聞で「茶柱ピンピン物語」の連載を行った経歴を持つ。
教室には10代から60代までの男女6人が参加。参加者は茶畑さんから似顔絵のこつを学んだ後、目や鼻など顔のパーツを描く練習を行った。タレントの似顔絵に挑戦した後は、参加者同士が2人1組になり、お互いの似顔絵を描いた。
茶畑さんは「顔の黄金比率から外れている部分を見つけるのがこつ。顔のそれぞれのパーツをじっくり観察する。輪郭で言うと丸顔、面長、逆三角形など、パーツごとにいろいろなパターンの引き出しを持っていると描きやすい。それらをモンタージュのように組み合わせていく。後は描いて描いて描きまくることが上達への道」と話す。
裾野市から参加した杉山朋生さんは「以前、三島の楽寿園のイベントで茶畑さんに似顔絵を描いてもらったことがある。茶畑さんの講座があることを知り受講した。絵を描くのが好きで、家では図鑑を見ながら魚の絵をよく描いている。似顔絵は難しかったがとても楽しかった。また茶畑さんの講座を受けたい」と話す。
茶畑さんは「似顔絵は美術デッサンと違い、自分らしさを出すことができる。描いた相手に喜んでもらうことができ、コミュニケーションツールにもなる。日常に取り入れてこれからも気軽に楽しんでほしい」と話す。