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富士宮市の新茶が初取引 手もみ茶が196万円の高値

初取引の「手合わせ」(松本裕平さん提供)

初取引の「手合わせ」(松本裕平さん提供)

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 静岡茶市場(静岡県静岡市)で4月18日、新茶初取引が行われた。

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 日本茶専門市場として1956(昭和31)年に開設された同施設。県内外の茶葉を取り扱う。

 この日は7時から取引が開始され、茶商やJA関係者がそろばんを使って交渉を進めた。交渉が決まるとお互いが拍手をする「手合わせ」を行った。この日は多くの手合わせの音が各所で響いた。

 初取引で高値を記録したは、JAふじ伊豆(沼津市)が出荷した富士宮市産手もみ茶。1キログラム当たりの価格は、例年の最高値88万8,000円を大きく上回る196万8,000円の高値がついた。

 JAふじ伊豆スタッフの松本裕平さんは「通常の機械式で乾燥するのではなく、初取引のため手摘み・手もみを行っている。手もみ茶は香りがよく味も強くでる」と話す。手もみ作業は毎年「富士宮茶手揉み保存会」の協力で行っているという。

 松本さんは「今回は史上最高値がついた。今年4月の地元JA合併記念のご祝儀。この話題をきっかけにお茶の魅力を発信していきたい」と話す。

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