食べる 買う 暮らす・働く

富士産の無農薬バナナでビール 1週間で400缶、追加投入も

「富士サンサンばななビール」を持つ深澤さん

「富士サンサンばななビール」を持つ深澤さん

  • 35

  •  

 限定ビール「富士サンサンばななビール」の販売が3月30日、始まった。醸造・販売は「フジヤマハンターズビール」(静岡県富士宮市)。

「富士サンサンばななビール」

[広告]

 2018(平成29)年から地場産の植物などを使いビールを製造する同所。富士宮市柚野に300リットルのタンク8基の醸造所を構え、年間約2万リットルを製造している。

 限定ビールは富士市にある内田農園が提供する無農薬バナナを使う。同農園が同所に売り込んだ。「不思議なビニールハウスがあるのは知っていたが、まさかバナナが栽培されているとは思わなかった」と振り返る醸造所代表の深沢道男さんは「バナナはねっとりとして甘意図思っていたが、同農園のバナナは青々しい香りとすっきりとした甘みがあるので生かしたかった」と話す。

 缶入りで500本を製造した限定ビールは販売開始から1週間を待たず約400本が売れ、同時に製造したたる入りも売り切れた。現在、来月の追加投入をめどに醸造しているという。

 自家製のホップや麦もビールに使ってきた深沢さんは「ビール作りも農業も、まだまだやりたいことがたくさんある。地場の生産物とのコラボで地域の魅力を発信できれば」と話す。

 価格は350ミリリットル缶=780円。醸造所、同醸造所のタップルームのほか、オンラインでも購入できる。

富士山経済新聞VOTE

富士山閉山日統一。開山日はどうする?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース