小山町は11月16日、同町のふるさと納税の返礼品を追加した。
小山町のふるさと納税額は、2018(平成30)年の約250億円をピークに、昨年の実績はおよそ3億1,000万円ほど。ピーク時は商品券の提供で納税額を増やしてきたが、町の担当者によると「ふるさと納税の品目を地産品や小山町内の施設利用券を中心に展開。名産品の提供だけでなくその土地に訪れることで地域の活性とふるさとに対する愛着を作ろうと考えている」と話す。
今回の追加返礼品には、小山町に工場のあるアイリスオーヤマの強炭酸水や、小山町にあるサーキット施設「富士スピードウェイ」(小山町中日向)の利用券が追加された。
富士スピードウェイの返礼品チケットは10,000円寄付につき1,000円チケット3枚の3,000円の返礼品。チケットは、通常営業日の入場料やコースで走行する際に必要なライセンス(FISCOライセンス)の取得・更新、ピット使用料や体験料、レース開催時の当日販売分のチケットなどで使うことが可能だ。
小山町のふるさと納税担当者は「11月19日に受付開始され、すでに12月5日までで106件の申し込みがあり、およそ236万円の寄付が集まっている。現在は県内だけでなく首都圏の人々も寄付してもらっている。寄付者と町のつながりがより強くなる施策を行っていきたい」と話す。