「富士山資料館 夏休みクイズラリー」が現在、裾野市立富士山資料館で開催されている。

富士山資料館 夏休みクイズラリー缶バッジ

　富士山の成り立ち、歴史、動植物、それにまつわる人々の生活など富士山に関する資料を展示している同館。「学習機会の提供」を社会教育施設である同館の重要な役割の一つとして挙げ、小中学生を対象に富士山や同館のことをよく知ってもらうことを目的に館内の展示・資料を見て回答するクイズラリーを開いている。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したが、残っている資料では2008（平成20）年には開催していた記録があり、13年以上続いている。

　受付で問題用紙を受け取り、館内を歩き、展示物を見ながら2択のうち正しい方を選ぶ。小学生は4問、中学生は5問。回答が終わったら受付で採点し、正答数にかかわらず記念のオリジナル缶バッジを進呈する。

　富士山資料館の村上久人さんは「クイズに回答することで富士山のことをいろいろ知ることができ、『へー、そうだったのか』ということに出合える。クイズラリーで見学がより一層楽しくなるので、家族で立ち寄ってほしい」と話す。

　同館は新型コロナウイルス感染症対策としてマスクの着用、手指消毒、定期的な館内の消毒作業、換気、入館者の名前・連絡先の記録を行っている。

　入館料は小中学生＝100円、大人＝210円。事前申し込み不要。9月5日まで。