富士山登山道の富士宮口・御殿場口・須走口が4月28日11時から、冬季閉鎖を解除し5合目まで車で通行できるようになる。
静岡県は、積雪のため冬期閉鎖(全面通行止め)している富士山五合目への県道3ルートについて、除雪などの作業完了の見通しが立ったことから冬期閉鎖を解除すると発表した。2020年は新型コロナウイルスの影響で閉鎖していたため、通行できるのは2019年11月以来となる。
通行止めが解除されるのは、富士宮口の「県道富士公園太郎坊線(富士山スカイライン)」(13キロ)、御殿場口の「県道富士公園太郎坊線」(1.7キロ)。須走口の「県道足柄停車場富士公園線(ふじあざみライン)」(11.5キロ)。
富士宮口の「県道富士公園太郎坊線(富士山スカイライン)」は、夜間に路面が凍結する恐れがあるため当分の間、夜間通行止めとなる。富士宮口五合目のレストハウスは火災が起きたため立入禁止で、緊急用の仮設トイレを設置している。
3登山口とも五合目から山頂までの登山道は、4月28日以降も冬期閉鎖を継続する。県は「危険なので登らないでください」と呼び掛けている。マイカー規制については、7月10日~9月10日に実施予定。