富士市役所で2月、市民課窓口の混雑状況や空き情報をウェブサイトで確認できるサービスの運用が始まった。
来庁者数の増加による窓口での「密」を回避する目的で導入された同サービス。採用したのはリプライス(神奈川県横浜市)が提供する情報サービスで、さまざまな施設の混雑・空き情報を扱う「ネコの目」。
同サービスは市役所で使用する受付発券機に情報配信装置を取り付けることで窓口の状況をウェブサイト「ネコの目.com」で確認できるようになる。
確認できる項目は「住所変更」「戸籍届出」「保険・年金」「証明書発行」「印鑑登録・住基カード」「旅券(パスポート)」「マイナンバーカードの申請」「電子証明書の更新等」「証明書お渡し・会計窓口(レジ)」。待ち人数や呼び出し番号を表示するほか、受付発券機が持つ統計データを取得・集計し混雑傾向カレンダーを自動生成する。混雑傾向カレンダーで比較的すいている日時を利用者に知らせ、混雑の分散を図る。
「呼出通知登録」ボタンから受付発券機で発行された番号札の番号を登録すると順番が近づいた際にLINEメッセージまたはメールで通知する機能も用意する。自身の受け付け番号を登録すると呼び出しまでの待ち人数も確認できる。