富士宮市は1月、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」に取り組むことを宣言した。
2020年10月26日、第203回臨時国会の所信表明演説で菅義偉内閣総理大臣は「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すこと」を宣言し、「積極的に温暖化対策を行うことが、産業構造や経済社会の変革をもたらし、大きな成長につながるという発想の転換が必要」と演説した。2050年カーボンニュートラルを目指す「ゼロカーボンシティ」などの地域の取り組みを環境省が呼び掛ける。富士宮市は地球環境を守るための国の動きに呼応し、世界遺産富士山のまち富士宮市として脱炭素社会の実現に貢献するため「ゼロカーボンシティ」に取り組むことを宣言した。
同市はこれまでに「地域循環共生圏づくり事業」「創エネ・蓄エネ機器等設置費補助事業」「小水力発電の導入支援」「ごみダイエットプロジェクト」などの取り組みや、地球温暖化対策を呼び掛ける普及啓発事業などを行ってきた。
今後、今までの取り組みを引き続き推進するほか、「2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロ」を目指すことを来年度に見直しする第2次富士宮市環境基本計画や地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域対策編)に位置付ける、「ゼロカーボン市町村協議会」などに参加し脱炭素社会に向けた情報収集を行うことなどを予定している。
富士宮市は「ゼロカーボンシティの表明を契機に、市民や事業者等に、改めて地球温暖化防止に対するより一層の理解と協力を促し、脱炭素社会の実現に向けて『オール富士宮』で取り組む機運の醸成を図る」としている。