ジェイアール東海パッセンジャーズ(東京都中央区)は7月1日から、「東海道新幹線 富士山弁當(べんとう)」の販売を開始する。
7月に東海道新幹線でデビュー予定の新型車両「N700S」と富士山をモチーフにした同弁当。富士山をかたどった盛り付けの弁当の麓を箸袋に印刷された新型車両「N700S」が走行する。
同社は東海道新幹線沿線の重要観光資源の一つ、「富士山」が日本の象徴であるとともに、海外客からも広く認知されていることからコラボレーションを検討、7月から運行を始める新型車両「N700S」とのコラボレーションに着目した。そこで、富士山をかたどった盛り付けに加え、その富士山の麓を走行しているように新幹線を箸袋に印刷するというアイデアにたどり着き、現在の仕様になった。
使用する食材は東海道新幹線沿線をイメージし、東京をイメージした「アサリ煮付け」「穴子天ぷら」、大阪をイメージした「芋・タコ・カボチャの煮物」「牛すじ煮」を盛り付けるほか、愛知県産の「釜揚げしらす」も盛り付ける。東京と大阪の間にあるレンコンはトンネルをイメージしている。
ジェイアール東海パッセンジャーズの田口莉佳子さんは「当社を代表する弁当の一つになるだろうと思っている」と自信を見せる。
「『食べておいしい』はもちろん、弁当のふたは表と裏もお楽しみいただけるようN700Sの車両情報なども記載している。N700Sが印刷された箸袋が富士山をかたどった盛り付けの麓を走行しているデザインを施し、『目で見ても楽しい』をコンセプトにしている。N700Sに乗車いただき、車窓から富士山を眺めて、『東海道新幹線 富士山弁當』の写真を撮影いただき、召し上がっていただければ」と話す。
価格は1,380円。販売場所は東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」の車内販売、東京駅、品川駅、新横浜駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅、リニア・鉄道館の弁当売店(リニア・鉄道館は土曜・日曜・祝日のみ)