富士山の「初冠雪」と「初雪化粧」が10月22日・23日、発表された。
甲府地方気象台が10月22日に発表した初冠雪と、山梨県富士吉田市の富士山課が10月23日朝に宣言した初雪化粧。
初冠雪は「夏が終わった後、山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで白く見えること」としており、甲府地方気象台では、富士山と甲斐駒ヶ岳で毎年観測を行っている。
初冠雪とは別に、独自に確認し2006(平成18)年から毎年発表している初雪化粧は、富士山課職員が富士山の初冠雪を確認した時点で、麓の地方公共団体の「お墨付き」により宣言する。
初冠雪は、1981(昭和56)年~2010(平成22)年の平年値が9月30日で、今年は平年より22日、昨年より26日遅い観測となった。最も早い初冠雪は2008(平成20)年の8月9日で、最晩日は1956(昭和31)年と2016(平成28)年の10月26日。
今年の初雪化粧は昨年より8日遅い発表となった。過去の初雪化粧宣言は、2016(平成28)年が9月25日、2017(平成29)年が10月26日、2018(平成30)年が10月15日。