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山梨県側からの富士登山者、本年度は18万5807人で前年比94%

夏の富士山

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 富士山吉田口登山道の本年度(7月1日~9月10日)登山者数が9月11日、富士吉田市から発表された。

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 同登山道からの登山者数は18万5807人で、前年比94%。登山者数が減少した要因として、7月1日の開山日から7月9日まで、山頂直下の石積崩落の復旧工事により山頂への通行が規制されていたほか、梅雨明けの遅れなど7月に天候が不安定な日が多く、お盆期間後半の天候が不安定だったことが考えられるという。

 混雑緩和の働き掛けや登山者数が昨年度に比べ減少したこともあり、1日の登山者数が5000人以上だった日は昨年度の8日間に対し、本年度は6日間と昨年度より減少した。

 山小屋などで十分な休息を取らずに夜通しで一気に富士山頂上を目指す「弾丸登山」の、6合目登山者全体に対する割合は、開山期間全体で5.98%(1万1119人)で、昨年度の7.15%より減少。

 昨年度より実施しているヘルメット着用の啓発活動の一環であるヘルメットの無料貸出は、貸出個数3322個(1日平均46.1個)で、昨年度の2166個(同30.1個)より大幅な増加となった。

 ヘルメットの携行率(推計)は1.8%で、昨年の1.6%より微増。要因は、登山者の意識の高まりに加え、8月26日の落石事故の影響があると考えられる。

 富士吉田市は、今後も継続してヘルメットの携行・着用を含めた安心・安全な富士登山に向け啓発・指導に取り組んでいくという。

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