富士山クラブもりの学校(山梨県富士河口湖町)で現在、「生活の中の富士山展」が開催されている。主催は、富士山クラブの会員で富士北麓や富士山の情報を発信するサイト「富士みずほ通信」を運営する大宮仁さん。富士山クラブは富士山の自然環境保護活動を行うNPO法人。
富士山のマークが描かれていたり富士の表示が入っていたりする日用品を展示する同展。せっけん、手拭い、トイレットペーパー、食器、文具、切手、文鎮、皿など500点以上を展示する。
大宮さんが1998年ごろから集め始めたコレクションは数万点に上り、富士山関連図書、ビデオ、CD,新聞切り抜き、ポスター、カレンダー、地図、ポストカード、パンフレット、写真データなどが中心。
「富士山関連のものが生活の場にあふれている。ほとんどが消費財として時間とともに消えていくもの。『消費財の文化』と感じてほしい」と大宮さん。「当展では家の中で日常的に使われているものの中から富士山の絵や文字が入っている品物に着目してコレクションしたものを展示している。世界遺産の構成資産以外にも富士山が生活に密着した文化として人々に親しまれていることを感じていただければ」と話す。
開場時間は9時30分~17時30分。入場無料。10月31日まで。