農林水産省は新たなJASマークのデザインに富士山と太陽を組み合わせたデザインを採用し、決定した。10月19日に発表した。
JASはJapanese Agricultural Standardの略で食品、農林水産分野において農林水産大臣が定める国家規格。国内市場に出回る食品、農林水産品の品質が基準以上であるものに付けられる。従来は地鶏肉や熟成ハム類、生産情報公表食品、低温管理流通食品それぞれに違うJASマークがあったが、これを新デザインに統合する。
デザインは、国内外で「信頼の日本品質」をイメージしてもらうため、日本を象徴する「富士山」と日の丸を連想させる「太陽」を組み合わせた。裾野部分にはそれぞれの規格の内容が記載され、配色の指定はない。
国内、海外市場で特色をアピールできる新たなJASマークを決定するため、9月4日から9月30日にかけて一般投票が行われ、1076票が集まった。決定したデザインは476票を獲得した。
農林水産省は「今後、速やかに新JASマークを告示し、さまざまな機会を通じて新JASマークを表示する特色のある規格とともにPRしていく」としている。