一般財団法人日本地図センターは9月、富士山が見える地域を地図化した「富士山可視マップ」と、そこから見える富士山の写真を閲覧でき計測機能もあるウェブ地図「富士山ココ」を公開した。
「富士山可視マップ」は富士山が見える可能性のある場所が赤く色付けられ、標準地図のほか淡色地図、英語、白地図、色別標高図、陰影起伏図、写真、川だけ地形地図への切り替えもできる。
富士山から100キロを超える主な山などの地点にマークがあり、クリックするとそこから見えた富士山の写真を閲覧できる。右クリックすると、その地点の経緯度、標高、富士山までの距離、方位が表示される。
「富士山可視マップ」を作製した田代博さんは「日本一の富士山がどこから見えるか、限界の地を明らかにすることが悲願だった。30年以上前に手作業で始め、その後地図ソフトを使い、今は地理院地図という国土地理院が提供するウェブ地図の上で自在に確かめることができるようになり、長年の夢が実現できうれしい。ベースになる地図をいろいろ変えることができるので楽しんでほしい」と話す。
「有名な山や場所で写真を掲載していないものがあり、100キロ超の場所からの写真で未掲載の場所のものがあれば日本地図センターまで寄せてほしい」と話す。
閲覧無料。