山梨県富士吉田市に8月1日、コワーキングスペース「anyplace.work(エニイプレイス ドット ワーク)」(TEL 050-2018-2343)がプレオープンした。
「働き方の選択肢を拡げるスペースにする」「富士吉田との連携を意識したスペースにする」を活動ビジョンとする同施設。ITツール活用方法や新しい働き方の文化づくり方法などの提案をするほか、新しいビジネスチャンスの創出やコミュニティーの形成を支援し、視野を拡げる場所・活動の拠点を増やす場所としての価値を創出していくという。
経営は、IT企業「キャップクラウド」(渋谷区)。同社社長の萱沼徹さんは富士吉田出身で、実家に帰省するたびに、にぎやかだった商店街のシャッターがどんどん下りていくことや、行き交う人が少なっていることにさみしさを覚えていたという。
一方で忠霊塔をはじめとする観光スポットに外国人観光客が多く訪れている現状や、地域おこし協力隊をはじめとする若者が力を合わせて富士吉田を盛り上げようとしている姿を多く見て、「富士吉田の一員としてこの町で何かしたい」と考えたという。
9月13日までのプレオープン期間中は、入場料100円で全てのエリアを利用・見学できる。正式オープン日の14日には、ふじよしだ定住促進センターとの共催イベント「2拠点居住&2拠点ワークお試しツアー」や、「山梨IT飲み会」を開催する。
同施設担当者は「富士吉田市役所と打ち合わせを重ねて構想を練り、設計は東京理科大学坂牛研究室に担当していただいた。ただ場所を設けるだけではなく、富士吉田との連携を意識したスペースとしても運営をしていきたいと考えており、ふじよしだ定住促進センターとの共催イベントも準備を進めている」とコメント。
「富士山の麓にあるanyplace.work 富士吉田から、さまざまな連携を生み出していきたいと考えているので、ぜひ一度お越しいただければ」とアピールする。
利用料金は、非会員が1時間=200円、3時間=400円、1日=1,000円、会議室(1時間)=1,000円。月会員はフリーアドレス=1万円で、固定席、オープン席(限定3枠)、ロッカー使用権付きなどのオプションも用意する。
営業時間や休業日はホームページで確認できる。