クラフトビール製造とビア・レストラン運営を手掛ける御殿場高原ビール(静岡県御殿場市)が現在、開業20週年を記念した限定ビール「20Hearts(トゥエンティ・ハーツ)」を販売している。
アルコール分は約6.0パーセント。一般に知られるビールは2~3種類のホップに1~2種類のモルトを使って醸造するが、同ビールは11種類のホップと9種類のモルト、合計20種類の原料を使って醸造した。
「さまざまなホップから出る独特の苦みが特徴でありながら、スッキリとした切れ味も表現。飲みやすい飲み口に仕上がっている」と広報担当者。「複数のホップやモルトを原料として使用することで、それぞれの素材が持つ香りや苦みが相乗効果を生み出し、飲むたびに新しい香りと味わいを発見することができる」とも。
同ビール開発メンバーで醸造士の金丸敦さんは「複雑な味わいのビールは苦味だけが強く、玄人好みのイメージを持たれがちだが、『20Hearts』は御殿場高原ビールが開業時からこだわり続けている『日本人にも飲みやすいスッキリとしたビール』をしっかり継承している。年齢や性別を問わず幅広い大人の方に楽しんでほしい」と呼び掛ける。
価格は、オリジナルグラス付き350ミリリットル缶6本セット=3,400円。御殿場高原ビール内の地ビールレストラン「グランテーブル」で提供するほか、園内売店、オンラインショップで販売する。販売は11月30日まで。