ドキュメンタリー映画「ただいま、 つなかん」の上映会と 風間研一監督によるトークイベントが2月21日、「フジモト★未来ラボ 体育館 (旧大淵第二小学校)」 (富士市大淵)で行われる。
同作は、 宮城県気仙沼市唐桑半島の鮪立 (しびたち) にある民宿「唐桑御殿 つなかん」を舞台に、東日本大震災以降、人々が行き交い、支え合ってきた歳月を追ったドキュメンタリー映画。 震災で自宅を失い、海難事故で家族を亡くした、 同宿の女将(おかみ)・菅野 (かんの)一代さん夫婦と、震災当時に学生ボランティアだった若き移住者や仲間たちの姿を軸に、 「つなかん」の復興と震災を契機に生まれた人と人との絆が地域に根付いていく過程を描いている。
語りは、菅野さん夫婦と親交があり、現在も気仙沼に通い続ける俳優の渡辺謙さんが担当。 音楽は、気仙沼出身・仙台在住で、みなと気仙沼大使も務める、ジャズピアニスト・岡本優子さんが書き下ろした。作中には、糸井重里さんや伊達みきおさん(サンドウィッチマン) など、同宿や気仙沼にゆかりの深い人々が登場する。
監督の風間研一さんは震災当時、 テレビ報道の現場にいた現役のディレクターで、 同作が初監督作品となる。2012(平成24)年、河北新報に掲載された菅野さんの記事をきっかけに気仙沼に通い続け、テレビ報道では伝えきれなかった人々の時間の積み重ねと地域の変化を記録するため長期取材を行い、同作を完成させた。 トークイベントでは、10年以上にわたり「つなかん」を見つめ続けてきた風間監督が、製作に至る経緯や作品に込めた思いを語る。
実行委員会の加藤直子さんは 「2年前に風間監督と知り合い、この作品を知った。見る人の心に強く響く作品でありながら、静岡県内での上映はこれまで一度しかなかった。それなら自分たちで上映会を開き、この映画を通して震災後の気仙沼の暮らしを見てほしいと思い、上映「会を企画した」と話す。
「いずれ起こるとされる東海地震や富士山噴火。その時がやってきたら私たちはどのような行動を取るのか。もしも遠く離れた場所で災害が起きた時、私たちにできることは何だろう。人と人のつながりや、震災後の生活を改めて知り、考える機会になればと思う。海沿いの街を舞台にした本作を、近隣地域の人にもぜひ見てほしい。冬の時期の開催となるため来場の際は防寒対策をして参加していただければ」と呼びかける。
13時開場、13時30分上映開始(上映時間115分)。トークイベントは15時30分~16時。入場料は500円(小学生以下無料)。定員は先着50人。