
アートクラフトイベント「アークラ大サーカス」が11月1日・2日の2日間、「国立中央青少年交流の家」(御殿場市中畑)で開催される。
「ごてんばアートクラフトフェア」の後継として始まり、今回で通算15回目を迎える同イベント。全国から延べ195店舗が集い、陶芸や木工、皮革、ガラス、金属、布などを用いたハンドメード雑貨やアート・クラフト作品を販売する。若手作家を応援する「スタートアップ」部門や、小中学生の作家が出店する「ちびくらもーる」など、会場はテーマごとに分かれたエリア構成となっている。
実行委員長の小泉りささんは「『地元にアートやクラフトの文化を根付かせたい。そして、子どもたちにものづくりの楽しさを体験してほしい』そんな思いから生まれた当イベント。会場の運営をはじめ、装飾や設営は全てボランティアとして活動する実行委員が行っている」と話す。
沼津市から出店する「マルメのモンスター屋」こと遠藤秀真さんは「アークラ大サーカスに出店するのは今回が初めて。造形作品やイラスト、ステッカーなどを販売する。静岡に移住してきて、たくさんの作家と知り合い、たくさんの作品に触れてきた。静岡の作家は優しさのある作風が多く、心が温まる。当イベントにも静岡の方が多く出店するようなので、ぜひ作品に触れてみてほしい」と話す。
今年のテーマは「冒険」。マスコットキャラクターには、アートの神様をイメージした心優しいオオカミ「アクラス」に決まった。アクラスはアートやクラフトに探求する人々を見守る存在として生まれたという。当日は会場本部で、アクラスのステッカーを数量限定で配布する。
会場では、親子で体験できるワークショップや、「富士山の周りの土地ならではのすてきなもの」をテーマにした商品を扱う「富士山バザール」、カフェやグルメのブースも展開。メインステージとなるサーカステントでは、サーカス団や大道芸人によるジャグリングやバルーンアートなどのパフォーマンスや、県内外のミュージシャンによるライブ演奏を繰り広げる。
小泉さんは「昨年誕生した子ども向けエリア『遊びの庭』に加え、今年はフードエリアに『ごてんば おやつーらんど』も登場。子どもたちが楽しめる体験やおやつが並ぶ。黄色く色付くイチョウ並木の下、クラフト作家の作品やワークショップを巡りながら、秋の一日を家族や仲間と楽しんでいただければ」と来場を呼びかける。
開催時間は、1日=10時~16時、2日=9時~15時。入場無料。馬術センター駐車場=1日700円(事前予約制)、高塚駐車場=無料、無料シャトルバス運行。