ネイティブグラフィック(静岡県静岡市)が11月から、富士山のスコリア(軽石)を使いビンテージ加工したジーンズ「Fujiyama Wash Jeans」を販売している。
同社社長の久保田泰寿さんは静岡県裾野市の出身。愛犬と浜辺を素足で散歩していた時に「スコリア」という富士山の軽石の感触を思い出したことがきっかけ。「この石を利用して富士山を身近に感じられるものができないか」と同商品を作ったという。
富士山のスコリア(軽石)を使ったビンテージ加工で、パターンからフルオーダーで製作した同商品。生地は岡山産13.5オンスのセルヴィッジデニム、バックポケットには富士山の形をモチーフにしたダブルパッチ、コインポケットにも富士山型の隠しパッチを施す。
デザインは富士のジーンズリペア&カスタム工房「絆」望月鐸人さんに依頼。「ビンテージ系のジーンズをベースにしたが、足元をタイトに、股上は浅くアレンジした。ヨーロッパ系のスタイルに近い」という。
「加工の時に本当に石を使っているのは今では珍しい。加工工場を探すすのに苦労した」という久保田さん。「ローカルでもできることがあるという視点で商品を開発した。『メード・イン・ジャパン』のプライドを込め、国産の生地を使い、静岡スタイルのオリジナルジーンズをパターンからフルオーダーで製作した」と話す。
価格は2万9,700円。ホームページで扱う。