プレスリリース

道路からの自動置き配でスピーディーな宅配を目指す配送車両を公開

リリース発行企業:株式会社0

情報提供:

住宅デバイス共創機構設立準備室は、様々な住宅環境に対応する自動配送モデルに用いる配送車両の概要を公開しました。
本機構では、人材不足や高齢化が進む中でも、無人で配送を行う車両やロボットを有効に活用することで、より多くの人が今後も荷物配送サービスを利用し続けられる社会の実現を目指しています。早期に実装を進めるための準備として、無人配送に対応した住宅の普及を推進します。

配送車両が自動で荷物を届ける様子

車両中型タイプについて
本モデルでは、交通量や道路状況に応じて、より安全・確実に荷物を届けるため、3種類の受け取り高さを用意しています。
ここでは、最も高所のポートを使用する、商用バン程度のサイズとなる車両中型タイプについて概要を記載します。

車両中型タイプの自動配送車両イメージ

既存の商用バン相当のサイズの自動走行車両です。一般車両と同程度の速度で車道を走行し、配送先まで移動します。配送先へ到着した後は、道路に面した受け取りポートに荷物を投入します。
将来的には、完全自動運転・自動投入を用いた自動配送を実現することを目指します。
自動車の自動運転は、現在多くの自動車メーカーが研究開発を進めており、今後さらに高度な自動運転車両が販売されることが予想されます。
しかし、完全自動運転の車両が市販されるまでにも、担い手不足ななどの物流課題は進んでいきます。この配送車両は、完全に自動化されるまでの間も手動や半自動で運転を行ったり、荷物の受け渡しを行ったりすることが可能です。
配送について


配送車両が、住宅に設置されたポートへ荷物を渡す様子(断面図)

車両が配送先の所定位置で停車すると、車両が備えるアームが、荷物を車外へと運び出して置き配を行います。この時、車両道路と受け取りポートのボックスが同じ基準点に準じて設計されていると、大きな調整をせずとも差し出された荷物とボックスとの位置が合うため、スムーズな配送が可能です。
ドライバーが運転する場合にも、受け取りなどが不要のため、配達完了までの所要時間が短く、効率の良い配送が可能です。また、ドライバーが配送先の玄関まで往復する時間もなくなり、追い越ししにくい道で後続車両が待たなければならない時間も最小限となります。
受け取りポートについて


自動配送に対応する受け取りポートの高さを比較した図

車両中型タイプに対応する受け取りポートは、基準点から1900mmの高さに設けられます。
この高さは、安全性の観点から決定されています。車両中型は、最大25kgの荷物に対応します。このような重い荷物を支えて移動させるには、ロボット側の重量や強度が求められるため、荷物の投入作業中に人がぶつかった場合には、死亡事故も想定する必要があります。そのため、第三者が誤ってぶつかる危険を減らすため、1900mmという高さを設けています。
例えば、道路標識は、歩道または路面から1800mmの高さを設置基準として、歩行者の障害を極力少なくするとしています。
今後の活動について
住宅デバイス共創機構設立準備室では、荷物の配送手段と、それに対応する住宅設備
の開発を進めております。新築住宅・既存住宅にかかわらず自動配送に対応し、配送サービスを継続して受けられる環境を早期に整えることを目指しています。
車両中型以外の配送手段(車両小型・ロボット小型)や、具体的な受け渡し手段についても公開していく予定です。

住宅デバイス共創機構設立準備室
名称   :住宅デバイス共創機構設立準備室
所在地  :〒406-0812 山梨県笛吹市御坂町下黒駒464-1
設立   :2024年7月1日
webサイト:https://www.rdcc-pre.org
問い合わせ:info@rdcc-pre.org

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