2026年2月1日(日)、静岡県静岡市で開催された「女性の健康週間 静岡市市民公開講座」に、「知って、肝プロジェクト」スペシャルサポーターの佐藤三兄弟が登壇しました。
当日は、健康に関するトークセッションに加え、観客を巻き込んだダンスチャレンジも実施。心も体も“ととのう”ひとときとなりました。

■「なんとなく不調」は心と体からのサイン
最初のセッションでは、「私たちの心と体はどこで“ととのい”が崩れるのか」をテーマにディスカッションが行われました。
聖隷健康サポートセンターShizuoka 所長 婦人科医の鈴木先生からは、「だるさ」「やる気が出ない」「むくみやすい」「朝すっきり起きられない」といった、病院に行くほどではないと感じがちな不調こそが、心と体のバランスが崩れ始めているサインであることが紹介されました。
特に女性の場合、ホルモンの周期的な変動が、気分や体調に大きく影響し、月経前に起こりやすいイライラや落ち込みは、性格の問題ではなくホルモンの影響であること、そしてその時期には無理をせず、予定に余白を持つことがセルフケアとして大切だと語られました。
東京大学先端科学技術研究センター特任講師の宮崎先生は、脳科学の視点から「脳は常に未来を予測し、調整することで心身のバランスを保っている」と解説。予測が外れ続けることで“ととのい”が崩れ、慢性的な疲労やストレスにつながると話しました。


■音楽とダンスが心と体を整える
続いて、「音楽やダンスが心と体にもたらす影響」をテーマに、宮崎先生からは、60歳以上の高齢者がHIPHOPダンスに取り組む全国大会「FIDA GOLD CUP」の参加者の研究データが紹介されました。
調査の結果、ダンスを継続しているグループは、認知機能や歩行速度が統計学的に有意に向上することが明らかに。他の運動や社会活動を行っている人と比較しても、ダンスの効果が高いことが示されました。
この結果に会場からは驚きと拍手が起こり、「ダンスは年齢を問わず、心と体を整える力を持っている」というメッセージが強く伝わる時間となりました。
日頃からダンスやパフォーマンスを行っている佐藤三兄弟のトークも、このセッションを大きく盛り上げました。「踊ることは、振りを覚え、リズムを感じ、誰かに見てもらいたいと思うこと。そのすべてが脳と心を刺激している気がする」「体を動かしていると、自然と前向きな気持ちになる」「3人で笑顔で踊れているときが、一番いいパフォーマンスができている」
といったリアルな言葉に、観客も深くうなずく場面が多く見られました。
鈴木先生からも、「音楽やダンス、有酸素運動は自律神経を整える作用があり、婦人科の不調改善にも非常に有効」と、医療現場での実感が語られました。


■“ととのった自分”でいるために、今日からできること
最後のテーマでは、日常生活でできる具体的な健康習慣について話し合われました。
鈴木先生は、乳がんや子宮頸がんなど、若い世代の女性にも関わりの深い病気の早期発見の重要性を強調。
「ブレストアウェアネス(乳房を意識する生活習慣)」や、定期的ながん検診を“自分の体を守る行動”として習慣化してほしいと呼びかけました。
宮崎先生は、「音楽は脳の予測を心地よく刺激し、自然に心身を整えてくれる存在」と語り、音楽を聴くことや、リズムに合わせて体を動かすことが、誰にでもできる“ととのえ方”であると話しました。
佐藤三兄弟は、「これからはバランスのいい食事、よい睡眠、そしてダンス!というふうにみなさんにお話ししてダンスの効用も広めていきたいと思います。そして忘れずに検診もお受けいただきたいなと思います!」と締めくくりました。
■会場一体となって体を動かすダンスチャレンジ
第2部では、佐藤三兄弟によるダンスチャレンジ企画が実施され、会場は一気にアクティブで明るい雰囲気に包まれました。
佐藤三兄弟は、厚生労働省のサポーターとして「ダンスで健康に!」を合言葉に、全国各地でダンスを通じた健康づくりの啓発活動に取り組んでいることを紹介。
「ダンスは年齢に関係なく、誰でも楽しめて、心も体も健康になれる」と語りかけながら、来場者に向けて“体験する健康”を呼びかけました。
今回、参加者と一緒に踊ったのは、宮崎先生や久留米大学・川口教授の監修のもと制作された「健康ダンス」。音楽が流れると、会場のあちこちで自然と体が動き始め、初めて踊る参加者も、見よう見まねでリズムに乗りながら笑顔でダンスに参加する姿が印象的でした。
ダンス終了後、佐藤三兄弟がステージから会場を見渡し、「皆さん、自然と笑顔になっていましたね!」と声をかけると、会場からも大きな拍手が送られました。
さらにダンスチャレンジのラストには、三兄弟による迫力あるアクロバットパフォーマンスを披露。
軽快な音楽に合わせたキレのあるダンスから一転、ダイナミックな技の数々が繰り出され、会場からは歓声と拍手が沸き起こり、熱気は最高潮に達しました。
ダンスを通じて健康を楽しみながら学ぶことで、自然と”心が躍る”啓発の場に。
参加者一人ひとりが自分自身の心と体に目を向け、日常の中で健康行動へと踏み出すきっかけとなるイベントとなりました。




「知って、肝炎プロジェクト」は2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性をわかりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しています。また「健康一番プロジェクト」は、年齢を重ねても病気にならず、「心身ともに元気に生きる」ための健康づくりを推進するとともに、健康への関心をきっかけに肝炎対策の広報を効果的に行うことを目的とした、「知って、肝炎プロジェクト」の一環として実施されているプロジェクトです。
■開催概要
催事名 : 「静岡市 女性の健康週間 市民公開講座」体も心もアップデート~ダンス×トークでととの う 私~
日時 :2026年2月1日(日)
開催場所 :アイセル21 1階 ホール(〒420-0865 静岡県静岡市葵区東草深町3-18)
出席者 :「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター
佐藤三兄弟(綾人氏、颯人氏、嘉人氏)
:東京大学先端科学技術研究センター特任講師 宮崎 敦子 氏
:聖隷健康サポートセンターShizuoka 婦人科医 鈴木 美香 氏
:森育子ダンススタジオ・I.R.M.ダンスアカデミー 代表 森 育子 氏、
ダンスチーム「ティアラ」
:静岡市議会 議長 山根 田鶴子 氏