東京から徒歩で富士山頂を目指すイベント「富士バカ」が8月9日、行われる。今年で9回目の開催。
同イベントは東京から富士山の麓まで4日間かけて無一文で歩き、その後富士山登山に挑むというもの。麓までは1チーム5~6人で歩き、ルートやペースなども全て各チームの判断となる。全チームが麓にたどり着いたら、全員で富士山登山を目指す。今年は東京タワーから出発予定。
毎年決まった運営陣や代表者もなく、「東京から無一文かつ徒歩で富士山頂を目指したい」有志で行われる。2006年、当時大学5年生だった清水明夫さんが「富士山登頂に挑戦してみたい。どうせ登るなら無一文で歩いて麓まで行った方が楽しそう」という思いから、同行者を募り4人で登頂したことが始まり。その無謀な企画を軽い気持ちで思い付き、実行したことから「富士バカ」と名付けたという。
今年の主催者である本田さんは「バカみたいに歩いて、笑って、泣いて、山頂で嗚咽(おえつ)しながら最高の仲間たちと感動を共有したい。そして、バカみたいにうまい酒を飲みたい。ただ、それだけ」と話す。「道行く人々がご飯を食べさせてくれたり、優しく声を掛けてくれたり、たくさんの人が応援してくれる。大磯には『元気付けられた』『ありがとう』などの声を掛けてくれるサポーターができるほど。僕らが勝手にバカなことをやっているだけなのに、誰かを元気にすることができたのであればうれしい」とも。
現在、参加者を募集している。詳しくはホームページで確認できる。