小山町が2月4日、ヒルサイドウエスト内「サロンウエスト」(東京都渋谷区)でイベント「~富士の麓のミステリー#1~ 地域で働く可能性を『探検』しよう!」を開く。
「場所を問わない働き方(テレワーク)」をテーマに、首都圏に住む20歳~35歳のUIターン希望者やIT起業志望者を対象に開く同イベント。
当日はゲストに、「Google Japan」元社長の村上憲郎さん、移住応援サイト「福岡移住計画」を主宰する「スマートデザインアソシエーション」社長の須賀大介さん、小山町出身の「Teable」社長・矢後真由美さんを招く。
「地域での働き方や起業」をテーマにしたパネルディスカッションでは、ゲストの体験や視点を基に地域での働き方の可能性を探る。懇親会では、小山町バーチャル体験として、小山町の特産物を試食するほか、小山町のVR体験、写真鑑賞などを行う。
小山町おやまで暮らそう課によると、2015年度の移住者数は30人と静岡県内トップで、2016年4月~9月末の移住者数も44人で現在県内トップという。
同課は、2015年度に首都圏在住の大学生と小山町内の企業とのマッチングを図る「学生向けUIJターン促進業務」を行ったところ、好評だったため、2016年度は「自己実現型まちづくり促進業務」として地域振興に関心のある大学(ゼミ)や、小山町出身の高校生・大学生に対象を拡大した。
2016年度の新規事業は、若手社会人を対象に小山町内での起業・開業を促進する「ビジネスプランコンテスト」や「若者フォーラム」の開催のほか、SNSの活用を通じ首都圏に住むUIターン希望者やIT起業志望者のコミュニティーを形成する試みとして、VR含む動画や「小山町共感あるある」などのコンテンツを展開。定期的に情報発信を行った。
担当者は「今後はこれまでの施策をさらに発展させ、高校生から大学生、社会人までを一貫してサポートする施策を展開していきたい」と話す。
「今回のイベントは、地方での生き方・働き方を考えるきっかけ作り。東京一極集中の現在だが、地方でしかできないこと、地方ならではの魅力など、知らなかった情報を知ることで、一息ついて視野を広げていただければ。小山町出身者をはじめ、地方にご興味がある人に参加してほしい」とも。
開催時間は16時20分~。参加無料。