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フリーマガジン「シルベ!」創刊 富士北麓の「魅力」を地元に発信

フリーマガジン「シルベ!」の制作メンバー。左から、営業の流石真充さん、代表の鎌倉有佑さん、アドバイザーの渡邊大喜さん、編集長の佐藤史親さん。

フリーマガジン「シルベ!」の制作メンバー。左から、営業の流石真充さん、代表の鎌倉有佑さん、アドバイザーの渡邊大喜さん、編集長の佐藤史親さん。

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 富士北麓地域の「魅力」を地元に向けて伝えようと発行するフリーマガジン「シルベ!」が7月1日、創刊する。

フリーマガジン「シルベ!」創刊号表紙

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 制作メンバーは富士吉田市や富士河口湖町出身。メンバー全員が一度地元を出て東京で働き、昨年、Uターンして戻ってきている。1987(昭和62)年生まれの同級生を中心に久々に再会したメンバーらが同地域の未来について話をする中で、これまで発行されていた地元のフリーペーパーが廃刊となることを知ったという。地元に戻る前は広告や編集の仕事をしていたこともあり、自分たちで無料媒体を立ち上げることを決め、同誌の創刊に至った。

 冊子はA4判中とじ・32ページ。タイトルは、地元の方言で「知ろう」を意味する「知るべぇ」に、地域の「道しるべ」でありたいという願いを込めて「シルベ!」にした。

 いわゆる観光スポット情報やイベント情報ではなく、地域の暮らしや人・自然にスポットを当てた内容にしていく。「離れたからこそ分かる地域の魅力を、地元の人に知ってもらい、誇りを持てる地域にしたい」との思いに加えUターンやIターン、移住・定住を促進し、人口流出に歯止めをかけたい狙いもある。

 創刊号は、Uターン・Iターンをしてきた若者の実像に迫る特集「私は、北麓を選んだ。」。地域の魅力を新しい視点で紹介するエリア特集「あたらしい新倉の歩きかた」など、独自取材による記事ページを充実させた。

 編集長の佐藤史親さんは「一度離れた故郷の魅力を、新しい視点で捉えたフリーマガジン。水と緑に抱かれた富士北麓の輝きを、『シルベ!』で再発見してほしい」と呼び掛ける。

 無料。発行は年4回(7月・10月・1月4月の各1日)。配布場所は、富士吉田市民会館など富士北麓地域の公共施設や旅館・飲食店・美容院などのほか、東京都内にある山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館」(中央区)、「やまなし暮らし支援センター」(千代田区)、同県出身者が経営する飲食店などに置く。

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