国土交通省は5月27日、スマートIC(インターチェンジ)の新規事業化箇所を発表し、富士山周辺エリアでは、東富士五湖道路「富士吉田南スマートIC(仮称)」(山梨県富士吉田市)と、東名高速道路「足柄スマートIC(同)」(静岡県小山町)「駒門スマートIC(同)」(同御殿場市)が設置される見込みとなった。
「富士吉田南スマートIC」の設置場所は、富士吉田IC~山中湖IC間、道の駅富士吉田近く。接続形式は本線直結型で、全方向、全車種、24時間利用できる。
主要観光拠点へ集中する交通を分散し、周辺道路の混雑緩和と観光振興効果を見込むほか、山中湖村などから地域医療を担う富士吉田市立病院への主要渋滞区間を回避したアクセスが可能となることで、地域医療サービスの向上を図る。
「足柄スマートIC」は、大井松田IC~御殿場IC間の足柄SAに接続。全方向、全車種、24時間利用できる。
一般道の渋滞箇所を回避して、小山町や御殿場市街地などから高速道路へのアクセスが可能となるため、御殿場プレミアム・アウトレット周辺の渋滞や、富士スピードウェイでのイベント時におきる渋滞などの緩和が期待できるほか、小山町内企業の東京・横浜方面への高速アクセス性の向上により物流の効率化と企業誘致の促進を狙う。
「駒門スマートIC」は、御殿場IC~裾野IC間の駒門PAに接続。全方向、全車種、24時間利用できる。
御殿場市南部に位置する観光拠点への所要時間が短縮できるほか、工業団地集積地から高速道路へのアクセス時間が短縮されることで、物流の効率化や企業誘致の推進が期待される。
開通日は未発表。