風景写真とその撮影場所を共有するサイト「Pashadelic(パシャデリック)」を運営する山村健児さんが現在、同サイトで実施した「富士山フォトコンテスト2015」の入賞作品と、その撮影場所を紹介する写真集を作ろうと支援者を募っている。
制作する写真集のサイズはA3Q(縦・横266ミリメートルの正方形)。表紙はラミネート加工のハードカバー。入賞写真20作品のほか、入賞写真の撮影場所地図、入賞者のプロフィルなどを掲載し、全50ページ程度になる予定。
海外に拠点を置いている山村さん。アメリカで写真展を開催した際に「写真展に行けないので写真集が欲しい」「写真集はないのか」などの問い合わせや、コンテスト入賞者や来場者からの「写真集を作ってほしい」との声があったほか、自身も写真集の必要性を感じていたことから写真集を作ろうとプロジェクトを立ち上げた。
掲載する写真は「世界遺産・富士山の素晴らしさを広めたい」と実施したフォトコンテストで、アマチュア写真家による約3千点の写真の中から20作品の入賞作品を選んだ。4月2日から5月30日まで「ふじさんミュージアム」(山梨県富士吉田市)で写真展も行う。
支援金は、クラウドファンディングサイト「A-port」で募っている。目標金額は100万円。募集は3月31日23時59分まで。集まった支援金は、「写真集デザイン費」「写真集印刷費」「発送費」「A-port利用料」に使われる。目標金額に達しなかった場合もプロジェクトは遂行する。