山岳雑誌「山と渓谷」の別冊「富士山ブック2014 登る!! 富士山」が5月26日、発売された。
判型はA4変形版、ページ数は120ページ。富士登山のためのビジュアルブックとして「10~20年前から書いている」という歴史のある同ムック本。8万冊ほどの出荷がある。
「ビギナーを対象にした内容だが玄人にも楽しめるように心掛けている」という。現在の登山者の傾向に合わせて装備などを若い人向けにスタイリングして提案するほか、世界遺産登録で山麓にも注目が集まることから、「0合目」からの富士登山を取り上げた。
従来、登山道は5合目からの紹介をしているが、今年は初めて0合目から4本(吉田ルート、須走ルート、富士宮ルート、御殿場ルート)の登山道をまとめた。また、富士山信仰の歴史が残る5本の「古い登山道(吉田口、精進口、船津口、須山口、村山口)」も取り上げている。
山と渓谷社「富士山ブック」担当の下中さんは「富士山に登るために必要な情報を全てまとめた。QA企画などでハウツーも充実させた。登り方と楽しみ方をまとめた本になったので、ぜひ手にとっていただきたい」と購入を呼び掛ける。
価格は926円(税別)。