山梨県の山中湖村の平野地区で、氷で覆われた樹木が観察され話題を呼んでいる。
樹木に氷が付着する樹氷は広く知られるが、樹氷は気泡を多く含み不透明であるのに比べ、雨氷は0度以下でも凍らない過冷却状態の雨が樹木に付着することによって、樹木が透明な氷に覆われる。
1月中旬まで記録的な暖冬が続き、新芽を芽吹く木もある中、雨氷に覆われ神秘的な姿を見ることができる。山中湖に住む渡辺さんは「見渡す限りの樹木の枝が透明な氷に覆われているのは、非常に美しい。気温が上がらないのでここ数日ずっと楽しめている。新芽が芽吹いた状態で覆われるのは初めて見た。アナユキ好きの子どもが「氷の森」と喜んでいた」と話す。