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富士市で「かりがね祭り」 投げたいまつと花火、コスモスの競演も

「投げ松明」

「投げ松明」

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 富士川沿いにある大規模な堤防「雁堤(かりがねづつみ)」(静岡県富士市)で10月3日、「かりがね祭り」が行われる。

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 江戸時代に建造され、現在は富士市の指定史跡となっている同堤防。同祭は、築堤(ちくてい)や氾濫(はんらん)の際に犠牲となった人々を弔い、雁堤の歴史と先人の偉業を後世に継承しようと毎年10月の第1土曜日に行われている。

 当日は、昼と夜の2部構成となっており、昼の部は、太鼓や小・中学生のステージ披露など、夜の部は、メーンイベントの「投げ松明(たいまつ)」のほか、地元の地区や団体による夜店の出店、打ち上げ花火などを行う。

 「投げ松明」は、「蜂の巣」と呼ばれる高さの違う3本のカゴを目掛け、火のついたたいまつを投げ入れる。最後の3本目の「蜂の巣」に火がともり、炎に包まれた「蜂の巣」が地上に落ちると花火が打ち上がり、同堤防に咲くコスモスとの競演も楽しめる。同堤防はコスモスの花の名所としても知られている。

 岩松まちづくりセンターの遠藤さんは「祭りの内容は盛りだくさん。投げ松明は圧巻なのでぜひご覧いただきたい。12時から21時まで交通規制があるので気を付けてほしい。駐車場の用意もしている」と呼び掛ける。

 開催時間は12時~20時30分。雨天時は10月4日に延期。「投げ松明」は19時~20時。投げたいまつ参加希望者は、当日16時30分から会場で受け付ける。参加無料、定員は先着200人程度。長袖・ヘルメット・軍手の要持参(サンダル・ハイヒールは禁止。ヘルメットのみ貸し出しあり)。

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