富士市は6月20日、新富士駅(東海道新幹線)と富士駅(東海道本線・身延線)間で「ワンコインタクシー」の運行を始めた。
新幹線で観光や富士登山に訪れる人への利便性の向上を目的に昨年から実験的に運行。静岡県タクシー協会富士・富士宮支部と協働で行う。
同サービスは観光客に向けたものだが、昨年のアンケートによると6~7割が通勤客の利用だったという。観光客に特化した形でできないか、昨年は7月~9月の毎日運行したが、今年は12月27日までの土曜・日曜・祝日の運行とした。
乗り場についても、昨年は南口タクシー乗り場に専用の乗り場を作ったが、今年は専用の乗り場を設けず、JR新富士駅南口とJR富士駅南口のタクシー乗り場から乗車できるようにした。
富士市都市計画課の輿石さんは「富士山に行く際には富士宮口を利用する人が多い。新富士駅と富士駅はつながっていないので、今回タクシーを用意した。新富士駅を利用していただきたい。富士市にも見どころがあるので、ぜひ楽しんでいただければ」と呼び掛ける。
運賃は1台500円。運行時間は6時~23時30分。