
「岳南電車まつり2025」が11月9日、岳南江尾駅(静岡県富士市江尾)と岳南富士岡駅(同市富士岡)で今年も開催される。
同イベントは、富士市周辺地域活性化事業「富士まるごとひとったび ~乗って、降りて、ふじ満喫!~」の一環として、地元住民への日頃の感謝を伝えるとともに、岳南電車や高速道路、富士市について、より深く知ってもらう機会として企画した。
メイン会場となる岳南江尾駅では、今年8月から運行中の7000形電車(7003号編成)「みちまるくん×さもにゃんコラボ記念電車」を駅ホームに留置し、車内では「おむすび さや」(同市五貫島)によるワークショップを開く。当日限定イベント「がくてつ運転士気分」では、普段入ることのできない運転台で写真撮影が可能(有料、当日先着予約制)。
そのほか、鉄道グッズ販売をはじめ、地元産品マルシェや飲食屋台の出店、同市やNEXCO中日本などによるブース展示、ミニトレイン運行、鉄道系MC「響丈(ひびき じょう)」さんや「第4回富士山うたONEグランプリ『フジウタ』」の優勝者などによるステージパフォーマンス、マスコットキャラクター「みちまるくん」(NEXCO中日本)と「さもにゃん」(同市)のグリーティング、同市内の高校生を対象に募集した「岳南電車オリジナルヘッドマークデザインコンテスト」の表彰式などを行う。富士自動車学校(同市柚木)の岳南電車デザイン教習車やEVバス(電気バス)の展示も今回初めて実施する。
サブ会場となる岳南富士岡駅では、親子で参加できる鉄道体験イベント「機関車ED402の中をみてみよう!」や岳南富士岡駅や周辺を巡る「レトロ施設ツアー」、ミニ遮断棒や硬券しおりを作る体験イベントなどを開催する。
岳南電車業務部の古郡真帆さんは「鉄道好きの人から親子連れまで楽しんでもらえるよう企画した。飲食ブースや体験ブースも盛りだくさんなので、ぜひ岳南電車に乗って両会場を巡ってもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~15時30分。入場無料。体験イベントは一部有料。公共交通機関での来場を呼びかける。小雨決行。