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山中湖で「パノラマ台」整備プロジェクト 土壌浸食対策やデッキ設置

「山中湖パノラマ台」整備後イメージ(写真提供=山中湖村)

「山中湖パノラマ台」整備後イメージ(写真提供=山中湖村)

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山中湖村が現在、「山中湖パノラマ台」整備に関するプロジェクトを展開している。

「山中湖パノラマ台」からの景色

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 「山中湖パノラマ台」は、山中湖と富士山を見ることができ、 天気次第では南アルプスまで見渡すことができるスポット。秋には周りにススキ野原が広がる。

 山中湖村によると、パノラマ台のある明神山は、登山による踏圧や大雨による土壌流出などで地形浸食の危険が高まっているという。整備により、浸食箇所を補修し、その上で洗堀(せんくつ)対策や保護対策を行い、明神山全体の保護へとつなげる。

 このほか、駐車場と展望スペースが一体となっていることから、混雑時には眺望ができない状況が発生し、写真撮影の最盛期には県道への路上駐車も見られ、アクセスの低下や、事故発生の要因になっているという。整備で、駐車場と一体だった展望スペースにデッキを設置し、駐車場とのすみ分けを行い、来訪者が安全に景色を楽しめるようにする。

 展望スペースのバリアフリー化、老朽化したトイレの改修も行う。完成後には、路上駐車対策としてシャトルバスの運行を予定する。

 山中湖村では現在、「山中湖パノラマ台」整備の寄付受け付けを行っている。山中湖村の高村正一郎村長は、「パノラマ台は富士山と山中湖を一望できる景勝地として、多くの皆さまに訪れていただき、唯一無二の絶景を楽しんでもらっている。この度、村の貴重な財産である明神山の山体を保護し、かつ皆さまに安全に景色を楽しんでいもらうため、プロジェクトを行っている」と話す。

 寄付はふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で12月31日まで受け付けている。整備工事は12月終了予定。

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