「河口湖音楽と森の美術館」(山梨県富士河口湖町)のイベント「25周年記念イベント第2楽章『RHYTHMリズムrhythm~スマイルオブミュージック~』」が7月13日から始まる。
1999(平成11)年9月に「UKAI河口湖オルゴールの森」として オープンした同館。中世ヨーロッパを模した庭園美術館で、豪華客船「タイタニック号」でファーストクラスの乗客をもてなす予定で作られたが完成が出航に間に合わず、沈没事故による喪失を免れたドイツ・ウェルテ社のオーケストリオンなどが収蔵・展示されている。2011(平成23)年5月 に名称を「河口湖オルゴールの森美術館」に、2020年1月1日 に「河口湖音楽と森の美術館」に変更した。
9月9日の開館25周年に向け、期間とテーマを4つに分けてイベントを開催する。第2弾となる今回は「RHYTHMリズムrhythm~スマイルオブミュージック~」と題し、髭の作曲家にまつわるクイズを解いて景品がもらえるクイズ&スタンプラリーや、オルゴールの構造について実験しながら学べる「タクートの音楽研究室」、作曲家の衣装を着て写真撮影できる「衣装を着て音楽家になろう」などの企画を用意する。
「森のレストラン」では、髭の作曲家に焦点を当て音楽家が好んだメニューを再現する。国産牛ランプ肉を使った「ドビュッシーランチ」や、魚介のブイヤベースの「ブラームスランチ」、富士桜ポークのカツレツの「ドヴォルザークランチ」を提供する。レストランテラスにはストリートマリンバを設置し、来館者が自由にマリンバを演奏することができる。
7月14日(土)はマリンバ奏者の大森たつしさんと、スティールドラム奏者のたかがわいづみさんによる「打楽器アンサンブルコンサート」、8月25日には、「タップダンスと自動演奏楽器によるコラボレーションコンサート」を開催する。
同館担当者は「親子で一緒に学べるイベントも用意しているので、夏休みの自由研究にもできる。華やかな演奏やイベントで皆さんをお待ちしている。多くの人に足を運んでもらえたら」と話す。
営業時間は10時~17時。8月25日まで。入館料は平日大人=1,800円、高校生・大学生=1,300円、小中学生1,000円、土曜日曜祝日大人=2,100円、高校生・大学生=1,600円、小中学生1,000円、火曜・水曜休館。