富士市の伝統行事「吉原祇園祭」が6月8日・9日、吉原商店街周辺で行われる。
「東海一の祇園」とされる東海道吉原宿の伝統行事。山車型、屋台型のほか全国的にも珍しい「吉原ひな壇型」など合わせて21台の山車が吉原本町通り約1キロと周辺を引き歩く。8日11時からは、はしご乗りなどを繰り広げる「木やり道中」や富士市在住の書家宮久保胡蝶さんが監修した吉原祇園祭限定の御朱印を頒布する「六社御朱印巡り」、9日11時からは県警音楽隊のパレードを行う。地元の花店が6つの神社を装飾する花ちょうずは、日が暮れる頃にライトアップ。約150店の露天が出店し、両日11時から歩行者天国も行う。
吉原商店街振興組合の内藤勝則理事長は「東海一の祇園とされる吉原祇園祭。さまざまなタイプの山車・屋台が商店街ですれ違いざまに競り合う様子は見ていて楽しい。現在、町内のあちらこちらで太鼓を練習する音が聞こえ、当日は祭り好きな人たちが県外からカメラを持って訪れる。東海道吉原宿の伝統行事を楽しんでほしい」と話す。
花ちょうずは7日17時~9日21時、「六社御朱印巡り」は8日11時~17時(なくなり次第、終了)。