富士吉田市と富士河口湖町をつなぐ「新倉河口湖トンネル」を含む「吉田河口湖バイパス」(国道137号)と、同トンネル付近から富士吉田市内を走る「市道新倉南線」の供用が3月27日15時、始まる。
全長2476メートルのトンネルを含む、富士吉田市新倉から富士河口湖町河口を結ぶ国道137号線の延長は3キロ。富士吉田市竜ヶ丘から同市旭を走る市道新倉南線の延長は0.8キロ。富士吉田市から富士河口湖町にかけての渋滞解消と富士山噴火時の避難・災害復旧支援の確保を図る目的で造られた。
これまで富士吉田市内から甲府方面へ行くには、「車や観光客の多い」河口湖付近を通過しなければならなかったが、新しい道ができたことで「かかる時間が大幅に減らせる」と市内に住む渡辺さん。「甲府市内へ仕事で行かなければならない時や、混雑する時間帯に移動する時に便利になるのでは」と期待を寄せる。
3月27日10時からは、新倉河口湖トンネル(富士河口湖町側坑口)と富士吉田市立下吉田第二小学校体育館で開通セレモニーと記念式典などが行われる。10時30分ごろ~15時ごろは安全確保のため、周辺道路を交通規制する。