製パン会社「バンデロール」(静岡県沼津市)が11月1日、富士市のほうじ茶を使ったパン「富士のほうじ茶ラテのっぽ」の販売を始める。
のっぽパンは同社を代表するブランドの一つで、長さ34センチのコッペパン。1978(昭和53)年販売開始から地元住民に親しまれている。現在は、定番4種類と期間限定商品を販売。これまで約300種類の商品を開発してきた。
同商品は賞味期限が短く、全国展開できないことから静岡県内でしか流通しないご当地パンで、「静岡のソウルフード」としても知られる。
「富士のほうじ茶ラテのっぽ」は、クリームに「富士市茶レンジャーほうじ茶部会」の生産したほうじ茶を使う。クリームの味や香りの開発を富士市立高校(富士市比奈)の生徒が、パッケージデザインは富士市在住のデザイナーコイズミチアキさんが担当した。
バンデロール担当者の冨田正昭さんは「富士市がほうじ茶の推進をしているため共同開発した。ほうじ茶のっぽパンを中心に、今回は岳南電車(同)のヘッドマークや乗車券などさまざまなコラボレーションを展開している。ほうじ茶と一緒に老若男女多くの人に伝わってほしい」と話す。
価格は178円。販売は2024年1月31日まで。